ちゃんこ丸おととい日記

1歳10か月の娘:ちゃんこ丸の成長を記録する

おとといの意味は

 

現在2月14日

2月12日金曜日のことを書く

 

4回目にして気が付いたが

一昨日のことを書く意味ってあるのだろうか

 

実際読む方は一昨日のことだろうが関係なく

その日の日記として読むのだから

言ってしまえば一昨日だろうが先週だろうが2年前だろうが関係ない

 

書く方としては

思い出すことで脳の体操になるのと

薄まった記憶のおかげで書き過ぎなくて済むこと

くらいだろう

 

ただこの数日を経て気づいた

 

今の出来事を明後日に日記に残さないといけないという使命感から

その一瞬一瞬を必死に記憶してやろうという気概が生まれている気がする

 

だからといって急に記憶力が高まるわけではないので

そこに意味があるかはわからないが

毎日をちょっとだけ大切にできている気がする

 

そのちょっとの積み重ねが

のちの人生をほんのちょっといいものにしてくれる

そう信じたい

 

この日は妻(以下あぺやん)の実家からいちごが届いた

毎年旬の時期に送ってくれる大粒激甘、お値段高めな贅沢いちごだ

安くて酸っぱいなじみのいちごとは天と地の差だ

 

ちゃんこまる(我が娘、以下ちゃんこまる)は

大きく赤いそのビジュアルに奇声をあげ

包装の隙間から捻り出したその一粒に一言

 

重っ

 

的確な表現だった

そして逆の手でもう一粒、愛おしそうに掴み上げると

片手のいちごを観賞用にしてもう一つにかぶりついた

「おいしーい」

洋服に赤い汁を撒き散らしながら貪るその姿には

食に対する人間の根源的な幸福感が滲み出ていた

 

その後のことはよく覚えていないが

ご飯を食べお風呂に入り

寝る前に100円均一で買い込んだシールでお医者さんごっこをして遊んだ

ちゃんこまるはぬいぐるみを次々に

「ごろんして」

と横たわらせ、お医者さんのおもちゃで手当てしていた

注射と体温計を首筋に深々と突き刺す荒技で

痛い痛いと苦しんでいた急患を瞬時に完治させていた

ちゃんこまるは医療業界に革新をもたらしていた

 

ちゃんこまるが寝た後

先日買った折り紙でティラノサウルスブラキオサウルスを折った

 

 

楽しかった

 

 

 

 

おとといのきのう

 

今日は2月13日

一昨日の2月11日木曜日のことを書く

 

 

このブログを始めて3回目となるが、

すでに1日飛んだ

 

毎日更新!というほど気合い入っていないし

誰も見ていない日記にその連続性の意味はないが

自分の意志の弱さは痛感した

 

生まれてこの方、三日坊主にも箔がつき

何事も継続しない質で

とはいえネタになる程冷めやすいこともない

 

3日も坊主なら普通4日も

言ってしまえば3か月くらいは坊主で通るよな

とか思いつつ

 

結局、おとといの昨日の日記は

記述されないこととなった

 

この日は祝日で

木曜日なのに祝日で

明日も仕事だという

日曜日的な感覚で過ごすこととなり

ありがたみが少ない祝日だった

 

最近朝6時に起きれるようになり(朝は苦手)

妻と子が寝てる間にオムライスを作った

前日の妻(以下あぺやん)の要望によるものだ

 

ケチャップで3人の名前をそれぞれ書いた頃

2人が起きてきた

寝起き即オムライス(重め)を突きつけ1人満足感

ちゃんこまる(我が娘、以下ちゃんこまる)は

3人分のイチゴを独り占めし満足感

 

 

朝起きて父が仕事行かずダラダラしている

そのことに気がついたちゃんこまる

は気を良くした様子で

空気清浄機の上に木製のキリンの置物(通称:きりんきりん)を寝かせ

おもちゃの聴診器で診察を始めていた

 

天気は久しぶりに晴れ

しかし鼻風邪治ったばかりのちゃんこまるを

無理に連れ回すこともできず

午前中は家でのんびり過ごした

 

午後は気分転換も兼ねて買い物へ

我が家でプチブームとなっている

折り紙とバスボムを求めて近所の雑貨屋へ

 

ちゃんこまるは基本抱っこで店内を物色

ミッフィーグッズコーナーでテンションを上げ

「BONHEUR」と書かれた赤い蓋つきタッパーを

欲しい欲しいと駄々をこね

見事会計にねじ込むことに成功

 

そして隣接する100円均一へ

恐竜、昆虫、ケーキのそれぞれの折り方が入った折り紙と

折り紙ケース等を購入

 

この時点で2店舗合わせ総額1万円超

レシートを見て

イカれ狂ってやがる

と驚愕し

休日の陽気な午後のちょっとした買い物で

諭吉が1人我が家から旅立ったことに

そこはかとない寂寥感を感じずにはいられなかった

 

なんやかんやあり夕方前には帰宅

バスボムやりたく早めのお風呂

丸い玉を入れると溶けて中からクマの顔が浮いてくるというやつ

をやった

長風呂で全身ピンクに染めたちゃんこまるは

パンツ一丁で全身に保湿剤を塗りたくられている最中に気がついた

 

指、シワシワじゃん……

 

シワシワ!シワシワ!

どうしよう〜!

と慌てるちゃんこまる

蛇口を指差し

ゴシゴシする!と切実な表情

洗えば取れると思ったらしい

 

そういう小さな変化にも気づくようになったこと

その変化に対しどう対処するか考えるようになったこと

 

何気ない日常にも成長の片鱗を見せてくれる

それだけでパパは今日も「BONHEUR」でした

(「ボンへウール」と読んでいたけど、

後で調べたら「ボヌール」と読んで、フランス語で「幸せ」だった)

(ちなみにあぺやんは「ボンジュール」と自信満々で読んでいた)

 

 

 

おとといって意外に思い出せない

 

今は2021年2月11日

 

一昨日は2021年2月9日

この日記ではこの日のことを書くことになる

 

10秒目をつむって考える

 

 

うん、まったく思いだせない。

 

いきなり計画破綻はよくないので

つるつるになっている脳みそを揺らして再考する

 

一昨日は火曜日

火曜日といえば「火曜サプライズ

 

ヒロミが「八王子会」という八王子出身の芸能人の集まりを開催している関係で

たかみなと上川隆也を引き連れてロケをしていた

行きつけラーメン屋で出てきたメンマをごま油とブラックペッパーであえたつまみを

今度作ってみようと思った記憶がある

 

 

基本的に

平日は仕事があるため一日の流れは固定化している

 

朝はひとり、コーヒーを飲みつつネットフリックスで「水曜どうでしょう」をみながら支度

妻(通称:あぺやん)とちゃんこ丸が寝ぼけまなこで起きてきた頃出勤する

 

徒歩20分

 

会社で8:40~17:00まで勤務し帰宅

 

徒歩20分

 

帰宅後から就寝23:00までが

この日記の主な記述対象となるわけである

 

長くて5時間40分

短いときは3時間40分

 

この時間の出来事を1日寝かして書くというのだから

いったい何文字が残るのだろうか

 

 

ひとつ思い出した

一昨日はちゃんこ丸がなかなか寝付けず

別室でアイロンがけしている妻(以下あぺやん)

を探しに行った

 

アイロン危ないよと近づくことも禁じられ

得意の眉のうえにくぼみを作る切ない表情を浮かべたのち

あるものを見つけた

 

米である

 

くしゃくしゃの米袋に入った生米

 

これを近くの計量カップにすくい取り

満足げな顔で戻ってきた

 

「たね」

 

自信満々にそう言い放ちカップを高らかに掲げる

どこで覚えたのか(ちゃんこ丸の語彙力の源泉はあぺやんかYouTube

ちゃんこ丸の口からはじめて聞く言葉だった

 

それは米だよ

 

そう指摘してから、はっと気づく

 

米は種だ

 

 

そう、米は種なのだ

精米されてはいるが種であることに変わりはない

 

自分がいかに固定観念にとらわれているのか

思慮浅く生きていることを自覚する

なんとも重い純粋なちゃんこ丸の一撃だった

 

とか思っているうちに

ちゃんこ丸は一粒一粒大事そうに米粒をその小さな指でつまみ上げ

丁寧に私の鼻の穴にねじ込んでいた

 

せっせ、せっせとねじ込んでいた、鼻の穴に。

 

倒置法を使うほどに驚き

その勢いで米粒がふんっと飛び散った

 

それが面白かったのかげらげら笑うちゃんこ丸

 

詰める、飛び散る、満面の笑顔

 

こんな幸せがあっていいのだろうか

カップの米がなくなり

まき散らされた米粒を呆然と見渡したちゃんこ丸

一粒そっと拾い上げ

 

口へ。

 

 

待て、それにはパパの鼻水が――

 

 

 

 

「食べ物を粗末にしてはいけない」

 

固定観念ではないことを確認してから

大切なことだぞと、しっかりとちゃんこ丸へ伝えました

 

 

 

おとといのちゃんこ丸

 

 

今は2021年2月10日の22時。

1歳10か月の娘は隣室で寝ており、鼻づまりで苦しそうな寝息だけが聞こえてくる。

 

陣痛開始から36時間を経て産声を上げた3㎏ちょっとの新生児は、

あっという間に父親の話し相手を務めるまでに成長していた。

 

 

日々刻刻と成長していく子供の姿、一挙手一投足とその息遣いまでも

漏らすことなく克明に記憶へ残していきたい!

と意気込んでみたのはいいものの、

 

 

普通に忘れていく。

 

 

 

その”残したい気持ち”はiPhoneのストレージを圧迫することに変換されて

画像と動画に収めることで謎の満足感を得ていた

 

ストレージみたいに、いっぱいになったら追加して、PCにもバックアップして

……なんてことは人間の脳みそにはできないのだと気づいた時にはもう

 

あの時笑った子供のしぐさも、

あの時感動した成長を感じる行動も、

はじめてのあれもこれもそれも、

 

なんとなくの思い出となってしまっていた

 

 

写真をみれば鮮明に思い出せることもあるけど

常にカメラを起動しているわけではないから

ここぞというときはシャッターを切れないもどかしさもあって

 

日常のさりげない一瞬を風化しない何かとして残しておきたい

そんな気持ちからこの「日記」を始めます

 

ゆるく、自分の備忘録として書き残したいけれど

その日の出来事だとちょっと記憶が強いので

”一昨日”の出来事を思い出しながら書いていこうと思います

 

昨日の晩御飯を思い出すのにも脳みそフルスロットルなのだから

一昨日の出来事となるといい感じになるんじゃないかと

 

いい感じとはなんなんだと自分でも思いますが

残したい記憶だけが浮き出てくれることを祈って

 

「ちゃんこ丸おととい日記」

をはじめたいと思います。

 

ちなみに一昨日食べた豚バラとナスの味噌炒めはめちゃくちゃ美味かった