ちゃんこ丸おととい日記

1歳10か月の娘:ちゃんこ丸の成長を記録する

おとといって意外に思い出せない

 

今は2021年2月11日

 

一昨日は2021年2月9日

この日記ではこの日のことを書くことになる

 

10秒目をつむって考える

 

 

うん、まったく思いだせない。

 

いきなり計画破綻はよくないので

つるつるになっている脳みそを揺らして再考する

 

一昨日は火曜日

火曜日といえば「火曜サプライズ

 

ヒロミが「八王子会」という八王子出身の芸能人の集まりを開催している関係で

たかみなと上川隆也を引き連れてロケをしていた

行きつけラーメン屋で出てきたメンマをごま油とブラックペッパーであえたつまみを

今度作ってみようと思った記憶がある

 

 

基本的に

平日は仕事があるため一日の流れは固定化している

 

朝はひとり、コーヒーを飲みつつネットフリックスで「水曜どうでしょう」をみながら支度

妻(通称:あぺやん)とちゃんこ丸が寝ぼけまなこで起きてきた頃出勤する

 

徒歩20分

 

会社で8:40~17:00まで勤務し帰宅

 

徒歩20分

 

帰宅後から就寝23:00までが

この日記の主な記述対象となるわけである

 

長くて5時間40分

短いときは3時間40分

 

この時間の出来事を1日寝かして書くというのだから

いったい何文字が残るのだろうか

 

 

ひとつ思い出した

一昨日はちゃんこ丸がなかなか寝付けず

別室でアイロンがけしている妻(以下あぺやん)

を探しに行った

 

アイロン危ないよと近づくことも禁じられ

得意の眉のうえにくぼみを作る切ない表情を浮かべたのち

あるものを見つけた

 

米である

 

くしゃくしゃの米袋に入った生米

 

これを近くの計量カップにすくい取り

満足げな顔で戻ってきた

 

「たね」

 

自信満々にそう言い放ちカップを高らかに掲げる

どこで覚えたのか(ちゃんこ丸の語彙力の源泉はあぺやんかYouTube

ちゃんこ丸の口からはじめて聞く言葉だった

 

それは米だよ

 

そう指摘してから、はっと気づく

 

米は種だ

 

 

そう、米は種なのだ

精米されてはいるが種であることに変わりはない

 

自分がいかに固定観念にとらわれているのか

思慮浅く生きていることを自覚する

なんとも重い純粋なちゃんこ丸の一撃だった

 

とか思っているうちに

ちゃんこ丸は一粒一粒大事そうに米粒をその小さな指でつまみ上げ

丁寧に私の鼻の穴にねじ込んでいた

 

せっせ、せっせとねじ込んでいた、鼻の穴に。

 

倒置法を使うほどに驚き

その勢いで米粒がふんっと飛び散った

 

それが面白かったのかげらげら笑うちゃんこ丸

 

詰める、飛び散る、満面の笑顔

 

こんな幸せがあっていいのだろうか

カップの米がなくなり

まき散らされた米粒を呆然と見渡したちゃんこ丸

一粒そっと拾い上げ

 

口へ。

 

 

待て、それにはパパの鼻水が――

 

 

 

 

「食べ物を粗末にしてはいけない」

 

固定観念ではないことを確認してから

大切なことだぞと、しっかりとちゃんこ丸へ伝えました